COLUMN
2021.06.29
- ドライアイ
- 涙の話
- 目について
- 目を取り巻く環境
新社会常識が生んでしまった弊害「マスクドライアイ」とは?
コロナ禍で一変してしまった私たちの日々の生活。
今回はその中でも、特に「目」に深刻な影響を与えつつある症状に関してお伝えいたします。
どんな時でもマスク着用はもはや当たり前
一昔前まで、室内では帽子を脱ぎなさいと一緒で、人と話をするときはマスクをとるのが礼儀でした。
特に学校では、先生が子ども達の表情を見て情報を得るので、マスクを着けるのは好ましくなんて考えも。
しかし、昨年から続くコロナ禍で社会常識がはっきりと変わりました。
「マスクを人前ではずすのは失礼」
息苦しい。窮屈。沢山の子ども達が我慢している中で、さらに大変な事が起きつつあります。
それが、マスクが引き起こす「マスクドライアイ」です。
「マスクドライアイ」とは?
このサイトやコラムでも以前お伝えしましたが、「ドライアイ」は目が乾いてしまう病気です。
特によく言われているのが、電子デバイスやスマホを長時間見る事によりまばたきの回数が減少。
結果として、目の表面にある涙の膜が薄くなり、異物混入や眼精疲労を招きます。
同じように「マスクドライアイ」も目が乾いてしまいます。
マスクをしていると、呼吸で吐き出された空気は前にでるのではなく、マスクに遮られて上に。
つまり目がある方面に対して、沢山の空気が吐き出されてしまいます。
結果、眼球に沢山の空気が当たることにより眼球が乾く。
こういったメカニズムでドライアイが発症してしまう。もしくは他の原因で発症していたドライアイが重症してしまうことも。
全てのドライアイにならないために大切な事
今回は深刻な問題となりつつある「マスクドライアイ」に関してのご紹介でした。
ただ、「ドライアイ」には他にも沢山の原因があります。
原因は異なっても結果は同じ。「目の乾燥」が「異物混入や眼精疲労」を招きます。
そうならないために、普段からまばたきや目をケアする道具を使って、意識しケアしていくことが大切です。
なってしまって辛い思いをする前に、普段から目を労わる習慣を。
小さい頃から「セルフメディケーション」の意識をもつ事を心がけましょう。